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竹芝・浜松町でMaaSの実証実験 シェアサイクル・水上バスなど用い回遊性と移動効率向上へ

2022.09.19 10:54

 一般社団法人竹芝エリアマネジメント(東京都港区)と東急不動産(東京都渋谷区)は、国土交通省の「令和3年度スマートシティモデル事業」の公募事業を活用し、他の事業者と共に東京都港区竹芝・浜松町エリアにおいて「舟運モビリティと陸上モビリティによるMaaSを活用した、回遊性向上の実現を目指す実証実験」を実施する。
 実証実験は9月17日から11月18日まで、竹芝・浜松町エリア船舶や自動車などを用い、エリア回遊を目的とした電子スタンプラリーを実施。これにより、地域の交通課題解決および、旅行者・居住者が近隣地域の観光を楽しむ「マイクロツーリズム」促進による地域の活性化を目指す。
 竹芝・浜松町エリアは東西方向の移動効率が低く、竹芝エリアでは地形特性として海に囲まれているため、他地域との回遊性が低いという課題がある。一方で、社会の潮流や現在のまちづくりの動向、東京都及び港区の諸計画を踏まえて策定された「竹芝Marine-Gateway Minatoビジョン」では、舟運を新たな移動手段とし、東京湾岸の舟運拠点としての地位確立を目指している。
 今回の実証実験ではワンボックスタイプの車やシェアサイクル、水上バスなどを使用。港湾を生かした舟運モビリティと東西の交通往来ニーズが高い陸上モビリティをシームレスに活用できる環境を提供し、エリアが抱える交通課題の解決につながるかを検証する。

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