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住友林業/中央日本土地建物/関電不動産開発/サンケイビル 米シアトル近郊で商業施設と集合住宅の複合開発

2022.06.27 11:53

 住友林業(東京都千代田区)、中央日本土地建物(東京都千代田区)、関電不動産開発(大阪市北区)、サンケイビル(東京都千代田区)の4社は、ワシントン州シアトル近郊で賃貸用集合住宅と商業施設の複合開発プロジェクトに着手した。総事業費は約172百万米ドル(約222億円)で、完成は2025年3月を目指す。
 開発地はシアトル都市圏の中でも特に人口増加や雇用成長の著しいイーストサイドのウディンビル市に位置する。州内有数の学区であり、子育て世代にも魅力的な環境。同市はカークランド市、ボゼル市に隣接し、シアトル市、ベルビュー市、レドモンド市も車で30分以内。世界的な大企業が集まる雇用集積地への交通利便性も兼ね備える。同プロジェクトではこの地に利便性とレクリエーションを両立した居住環境を提供する。
 建物は建築面積2万2227㎡、住戸1万8910㎡、商業施設3317㎡、木造RC混構造地上5階地下2階で、地下部分がRC造、地上部分が木造。住戸数は221戸を計画している。木材は長期に渡り炭素を固定するため、脱炭素社会の実現にも貢献する。
 プロジェクトは地域一帯の複合開発「Harvest」の一角を占め、周辺にショッピングモール、ブティックホテル、スパなどが整備される予定。周辺には田園風景が広がり、徒歩圏内に川沿いの小道も整備され自転車やハイキングで自然を満喫できる。都市計画で市街化が抑制されている地域に隣接しているため、物件周辺の豊かな自然環境が永く保全される貴重な立地も特徴。
 今回の開発プロジェクトは米国の大手デベロッパーCrow Holdings(テキサス州ダラス)傘下の集合住宅開発会社Trammell Crow Residential(テキサス州ダラス)と日本企業4社が共同で事業会社(SPC)を設立して実施される。着工は今年12月としている。

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