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「芝浦プロジェクト」の詳細が発表 「浜松町ビルディング(東芝ビル)」の建替え計画

2022.05.30 14:13

 野村不動産(東京都新宿区)と、東日本旅客鉄道(東京都渋谷区、JR東日本)は、共同で推進している「芝浦プロジェクト」の計画詳細を発表した。
 同プロジェクトは東京都港区芝浦に立つ「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の建替事業として、いずれも地上43階のツインタワーの建設を予定。区域面積約4・7ha、高さ約235m、合計延床面積約55万㎡の、オフィス、ホテル、商業施設、住宅などを擁する大規模複合開発で、国家戦略特別区域計画の特定事業に指定されている。
 都心の利便性と、空と海を有する芝浦エリアの立地を生かし、「空と海、世界へひらかれたこの街で、新しい人と社会の未来をつくりだす」ことを目指す。その一環として、新たな働き方、「TOKYO WORKation(トウキョウ ワーケーション)」を提案。眺望を生かすため、オフィスフロアは柱スパンを18m間隔とし、地上28階、約138mに位置するワーカー専用の「スカイラウンジ」も整備する。「東京都心で働くこと」と「開放感」が融合し、自分に合ったスタイルで働くことを実現する。
 S棟上層階には、欧州最大手のホテルグループであるアコー(フランス・パリ)が手掛けるラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」が日本初進出。最上級のパーソナルなサービスとラグジュアリーな体験を提供する。
 未来の社会に向けた取組みとして、自然との共生・地域文化の育成・地域のレジリエンスをテーマに、「芝浦サステナブルアクション」を実施し、サステナブルな都市開発を実践する。
 さらに、事業主体の一つである野村不動産グループは、本プロジェクトS棟に本社機能を移転することを決定した。2030年をターゲットとするグループビジョン「まだ見ぬ、Life&Time Developerへ」のもと、本プロジェクトへの移転を行うとしている。
 S棟は2025年2月、N棟は2030年度の竣工を予定している。

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