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大成 「早生桐」675本を植樹 環境保全・SDGsに貢献

2022.05.16 11:36

 総合ビルサービスの大成(名古屋市中区)は12日、三重県いなべ市に所有する山林にて環境保全の一環として、「早生桐」の苗木675本の植樹を行った。植樹式には同社の加藤憲司社長も参加し、「社員が一丸となってこのような取り組みを行うことは、人生においても貴重な体験になるだろう」と社員に向けて述べた。
 大成では昨年7月に「SDGs宣言」を掲げ、SDGsポリシー「ファシリティマネジメント事業を通じて、環境と働き方改革に配慮した社会の実現の一端を担います」を軸としたステークホルダーとのパートナーシップを形成し、サステナブルな街づくりを目指した活動を推進している。今回の植樹は、この宣言の課題の一つである「早生桐植樹によるCO2削減およびT―GARDENへの循環活用」計画を進めるため」、その第一弾として若手社員を中心に行われたものである。早生桐はCO2の吸収量が杉人工林の10倍もあり、成長が早く約4~5年で成木し、伐採後も再発芽するという成長期プロセスを4~6回程度繰り返すのが大きな特徴である。またT―GARDENとは、同社が手掛ける最適なオフィス環境の提案から施工までをワンストップで対応するプロジェクトで、使用する家具・什器・備品の芯材・面材には早生桐が活用される。
 当日は同社社員28名が参加し、1・68haの敷地に675本の早生桐苗を植樹。植樹式ではこの計画のパートナーであるクール・アース(東京都台東区)の橋本一世最高顧問より植樹の方法や説明を聞き、一つ一つ手作業で植樹が行われた。

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