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ボルテックスの「VORT赤坂Ⅱ」区分所有オフィスとして販売へ

2022.02.28 11:22

 ボルテックス(東京都千代田区)は、複合ビル「VORT赤坂2.」を取得した。リーシングを実施し、同時に各フロアを「区分所有オフィス」として投資家向けに販売する。
 「VORT」シリーズは、ボルテックスが展開する「区分所有オフィス」のブランド。同ビルは、延床面積1128㎡、賃貸面積1001㎡、地上8階地下1階の新築オフィス・店舗ビル。地下1階は2区画、1階は1区画の店舗向けスケルトン仕様で天高は約3・7mとなり、内装、設備や什器のレイアウトを自由にカスタマイズできる。2~8階は1フロア1テナントのオフィスフロアで、基準階(3~7階)面積91㎡とコンパクトながら、エントランスセキュリティ、ミニキッチン、男女別の化粧室を備えた無駄の少ない解放的な空間。また、近隣には高い建物がなく、外観にガラス面を多用したことにより採光豊かで、赤坂の中心部を望む眺望のよさも同物件の魅力。
 新型コロナウイルス対策として、エレベーターは非接触ボタンを採用しており、さらにエントランスホール、エレベーターホールなどの共用部にはハイブリッド光触媒GLコートを施工しており、ウイルスの不活化も期待できる。
 アクセスは東京メトロ千代田線「赤坂」駅から徒歩4分、ほかにも複数路線が利用可能なため、ビジネスにおいての利便性の高さも特徴。本物件が位置する赤坂4丁目は、2011年にアジアヘッドクォーター特区に指定され、外国企業誘致プロジェクトが進められており、今後さらなる国際化が期待できるエリア。赤坂エリアとしては、報道関連企業をはじめとした上場企業や外資系企業がオフィスを構え、「赤坂」駅前にはショッピングモールや飲食店が集まり、多くの観光客が訪れる。また、周辺ではエンタテイメントに重点をおいた再開発が予定されており、街のさらなる発展が期待される。

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