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大和ライフネクスト/リノベる NTTの社宅を賃貸住宅にリノベーション

2022.02.14 10:45

 大和ライフネクスト(東京都港区)と、テクノロジーを活用したリノベーション・プラットフォームを構築するリノべる(東京都港区)は、NTT西日本アセット・プランニング(大阪市中央区)が事業運用する福岡県福岡市・箱崎エリア貝塚地区にあるNTT西日本の旧社宅を一棟リノベーションし、賃貸マンション「L-PLACE KAIZUKA(エルプレイス貝塚)」として1月31日に竣工した。
 リノベるが企画・設計施工を担い、大和ライフネクストがサブリース・管理運営を実施する。2社ともに福岡では初の一棟リノベーションとなり、また、大和ライフネクストとリノベるは今回が初の協業となる。
 立地は、福岡市が推進するスマートシティ構想「FUKUOKA Smart EAST」の中心エリアに位置しているため、再開発や新駅が計画されるなど、九州でも注目のエリア。
 建物は敷地面積2245㎡、延床面積4122㎡、鉄筋コンクリート造地上9階。今回の計画では、専有部の仕上げや衛生機器の刷新によるバリューアップと合わせて、専有部および共用部ともにスマート化を施した。専有部にはスマートホーム機器を実装し、スマートスピーカーとスマートライト、スマートリモコンを設置。音声で照明がオン・オフでき、照明の色や照度の調整も可能。また、スマートリモコンによりリモコン操作ができる家電を音声やスマートフォンで操作することも可能となり、音声操作を組み合わせることで一声で複数の家電が操作でき、暮らしに合わせてカスタマイズが可能。共用部にはIPインターホンを設置することで、外出先でもスマートフォンで来客情報を確認できる。
 また、外構の一部にキッチンカーを誘致することで、入居者へのサービス向上だけでなく地域に開いた場所として、地域に溶け込むよう計画した。
 意匠として、外壁はコンクリート造の持つ力強さや構造美を強調するような色彩トーンや配色計画とし、エントランスは既存の仕上げが生かされるよう床や壁をタイル貼りにすることで、リノベーションらしさのあるデザインとした。

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