週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」竣工

2022.02.07 11:26

 森ビル(東京都港区)は、「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の隣接地で開発を進めてきた「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」が先月20日に竣工し、同28日に竣工式を行ったと発表した。
 同物件は敷地面積6535㎡、延床面積12万1000㎡、RC造、一部S造SRC造、地上54階地下4階。虎ノ門エリアで最大規模となる総戸数547戸の賃貸レジデンス。住戸プランは大型タイプの住戸に加えて、最大1270㎡の「グローバルクラス」の住戸も用意。また、低層階には短期滞在の外国人ニーズにも対応したサービスアパートメント160戸を整備し、入居者として想定するグローバルプレーヤーの多様なニーズに対応する。
 朝食からオールデイダイニングやルームサービスを楽しめる居住者専用ダイニング「虎ノ門ヒルズキッチン」や、ラウンジスペースの「ゲストハウス リビング・ダイニング」および「ゲストハウス ゲストルーム」、同物件のために制作されたアートが設置される「ザ・ギャラリー」や「ライブラリー」なども備える。
 また、建物内には、25mプールやジム、エステサービスを提供する「虎ノ門ヒルズスパ」や、24時間バイリンガル対応の「健康相談室」も併設される。その他、15年連続でミシュラン3つ星を獲得した日本料理店や、子育て支援施設を兼ねたインターナショナルスクールなどの個性あふれる施設に加えて、便利で豊かな都市生活を支える商業店舗も併設している。
 建築デザインはシュトゥットガルト中央駅などを手掛けたクリストフ・インゲンホーフェン氏が担当。隣接する「虎ノ門ヒルズ 森タワー」および「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」と調和し、東京を代表する国際拠点に相応しいランドマーク性を誇る。インテリアは、日本でも多くのラグジュアリーホテルのデザインを担当したトニー・チー氏が手掛けた。グローバルプレーヤーのライフスタイルと、他者や自然とが調和する日本らしい美意識が共存する、洗練された空間を実現している。

PAGE TOPへ