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Qrio 新製品兼事業戦略発表会開催 プラットフォーム構想打ち上げ

2021.11.22 11:28

 Qrio(東京都渋谷区)は18日、「Qrio 新製品 兼 事業戦略発表会」を開催した。
 今回、発表された新製品ではこれまでの製品ラインアップを大幅に強化した。
 「Qrio Lock」は新色となるブラウンを発表した。「Qrio Pad」は暗証番号/カードで解錠できるデバイス。専用の「Qrio Card」をかざすだけで解錠できる。また暗証番号でも解錠可能。屋外設置にも耐えられるように防水機能を搭載、またスマートロックと同様に予備電池が搭載されている。2系統の電池で1000日以上駆動が可能だ。
 「Qrio Card」は高セキュリティなカードキーとなっている。非接触タグも搭載していることから、財布などに入れたままでも解錠・施錠することができる。
 「Qrio Key S」はリモコンキー「Qrio Key」のリニューアル商品。リモコンでの解錠・施錠に加えて、ハンズフリー機能を搭載。ハンズフリー機能では高度な行動認識技術によって、人が立ち止まったことを検知して解錠する。これらの新製品はいずれも12月3日から発売開始する。
 加えてサービス面での強化も図る。「カギカン」はスモールオフィスの従業員に鍵を発行して、企業側が効率的に管理するというシステムだ。物理鍵で発生していた紛失リスクを無くすなど、好評を博している。今回このシステムを「バージョン3・0」へリニューアル。「Qrio Pad」に対応し、「Qrio Card」で解錠することが可能となる。カードタッチによる入退室管理が可能になるとともに、連動して勤怠管理ができるようになる。この新サービスの提供開始は来月を予定する。
 「Roomon」は「バージョン2・0」にリニューアルする。マンションやアパートなどの更なる物件価値向上や管理の効率化が期待される。サービス開始予定は来年2月を予定する。
 また今後の戦略についても発表。それが様々なIoTデバイスやサービスと連携することで誕生する「Qrio IoT Platform」だ。今後、スマートロックだけでなく様々なIoTデバイスの開発、連携パートナーの製品を含めてプラットフォームを形成していく。それぞれを連携させてメニューを増やしていくことで、オフィスや住宅、倉庫などの様々な空間に対して、パッケージ化されたソリューションの展開を見込んでいる。

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