週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

「新綱島」駅直結の高層マンションが発売 商業・公共施設、専用コワーキングなど併設の複合施設に

2021.11.15 11:08

 東急(東京都渋谷区)は、2022年度下期開業予定の東急新横浜線「新綱島」駅直結の用地で進めている再開発「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」内の分譲マンションを、「ドレッセタワー新綱島」として販売開始した。竣工は2023年10月下旬を予定している。
 「ドレッセタワー新綱島」は商業施設、公益施設、住宅が一体となった複合再開発プロジェクトで、South棟(住宅棟)とNorth棟(商業棟)の2棟で構成。新築される建物は総敷地面積3889㎡、総延床面積3万7562㎡。地上29階地下1階、総戸数252戸のSouth棟(住宅棟)には住宅と住宅共用施設、一部に商業施設が併設される。地上7階地下2階のNorth棟(商業棟)は1~3階までが商業施設、4~5階が港北区の区民文化センターとなる予定。「新綱島」駅と地下で直結するのをはじめ、「綱島」駅まで徒歩3分、2駅11路線が利用可能で、「渋谷」駅まで21分、「横浜」駅まで9分。新幹線へのアクセスも良好な場所に位置する。
 また東急では、住戸内にワークスペースや趣味・運動のための空間創出、収納スペースの拡充などを実現させるサービス「イエナカ+α」を実施しており、「ドレッセタワー新綱島」でも提供する。サービス内の間取り変更メニュープラン「マイスタジオ」では、テレワーク環境の整備やリフレッシュ空間の創出を実現できる。
 さらに建物内には、読書やPC作業に集中できる居住者限定のコワーキングスペース「スカイラウンジ『The LUXE』」を整備。食品を保管できる「食配室」や「全自動おそうじ浴槽」も設置し、新しい郊外の暮らしを実現するサービスを提供する。
 「綱島」駅東口エリアでは、横浜市が推進する「新綱島駅周辺地区土地区画整理事業」なども進行中。綱島街道をはじめとする車道や歩道の拡幅、バスやタクシー乗り場、公共駐輪場、交流を育む広場など、今後はさらに街のインフラが整備される予定だ。

PAGE TOPへ