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個室型ワークブース「テレキューブ」ワークスペース以外の利用価値を検証 法務・金融等の相談スペースに

2021.11.08 14:30

 三菱地所(東京都千代田区)、SMBC日興証券(東京都千代田区)、テレキューブサービス(東京都千代田区)の3社は、「新丸ビル」地下1階の「テレキューブWEB会議センター」に9台設置されている個室型ワークブース「テレキューブ」を活用して、金融商品に関する新しい情報提供に関する検証を開始した。期間は11月1日~2022年2月28日まで。
 テレキューブサービスが提供する個室型ワークブース「テレキューブ」は、オフィスビル、商業施設、鉄道駅、コンビニエンスストア、銀行などへの積極的な設置が進んでいる。現在では東京を中心とした関東圏、大阪府・兵庫県などの関西圏、愛知県名古屋市などの114カ所・188台が稼働している。
 「テレキューブ」は防音性に優れ、電源やWi-Fiを備えていることから、機密情報を扱う業務を行うことができるほかWeb会議も可能。一人用個室のため「密集」を避けられ、24時間強制換気により「密閉」も回避できる。さらに室内の安全性を高めるため、「まるごと抗菌コーティング」を全ブースで実施している。
 こうした特長からテレキューブサービスと三菱地所では、プライバシーへの配慮が必要な法務、行政、金融相談や遠隔診療等の相談スペースとしての活用の可能性を追求し、ワークスペースとしての利用方法以外の付加価値を提供することを検討してきた。そこで今回SMBC日興証券と連携し、テレキューブを利用する顧客に対して電話やWEBを通じて金融商品情報を提供するニーズの検証を行う。テレキューブの外壁面についてはSMBC日興証券仕様として装飾し、より顧客が認知・利用しやすい外観にした。
 テレキューブサービスと三菱地所は、今回のSMBC日興証券との検証施策を皮切りに、より新しいテレキューブ活用の可能性について検討していく考えだ。

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