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盛岡で「地方創生賃貸マンション」着工 学生・単身者向けに共用部充実、食事や就職情報も提供

2021.11.01 11:01

 JR東日本盛岡支社(岩手県盛岡市)、JR東日本東北総合サービス(仙台市青葉区)、ジェイ・エス・ビー(東京都新宿区)は12月から、「盛岡」駅東口エリアで「地方創生型」の賃貸マンションの建設に着手する。
 4月に「盛岡」駅西口エリアで着工したものに続き、「地方創生賃貸マンション」として2棟目。学生や新卒社会人など単身者向けの間取りを中心とし、若い世代の移住定住や地元就職を促進し、盛岡市の中心市街地活性化につなげていく狙いがある。
 建設地はJR「盛岡」駅前通地内にあるJR社員寮の跡地。約1590㎡の敷地に重量鉄骨造13階建てのマンションを建設する。建物内には広々とした食堂のほか、コミュニティルーム、個別ブースなど共用部施設を充実させ、Wi-Fi環境も完備。若い世代に訴求する。
 間取り構成は約20~31㎡の1R・1Kが200戸、約41㎡の1LDKが16戸、約62㎡の2LDKが4戸の合計220戸。1R・1Kは部屋に家具や家電が付くほか、管理栄養士が監修したメニューの朝食も用意。希望すれば夕食も用意される。
 JR東日本盛岡支社は2020年6月に盛岡市と「地方創生の連携に関する協定」を締結。ジェイ・エス・ビーは岩手県内の物件入居学生などに盛岡市への就職情報提供を行ってきた。今後は施設を活用した地元就職活性化の取組みも検討していくという。  入居開始は2023年春を予定している。

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