週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

福島県伊達市の大規模複合開発「Up DATE Cityふくしま」まちづくり協議会が発足

2021.11.01 11:02

 福島県伊達市高子地域で開発を予定している大型分譲地「Up DATE City(アップデートシティ)ふくしま」のまち全体に関わるルール作りなどを検討する「Up DATECity(アップデートシティ)協議会」が設立された。
 協議会は代表幹事を務めるパナソニック ホームズ(大阪府豊中市)、幹事として参画する伊達市のほか、33の企業・団体が参加する。伊達市高子地域に開発を予定している大型分譲地「Up DATE Cityふくしま」のまち全体のルール作り以外にも、アップデート可能な先進的技術や仕組みの導入を検討する。
 計画地は独眼竜政宗で知られる伊達氏が最初に居住したとされる高子岡館跡の隣接地で、阿武隈急行線「福島」駅より約14分の「高子」駅北側に位置する。「福島」駅から車で約25分、4月に全線開通した相馬福島道路「伊達中央」ICから車で約2分、2024年冬に開業予定の東北地方最大級のショッピングモール「(仮称)イオンモール北福島」から約4kmというロケーションだ。
 総開発面積は約14・1haにおよび、商業施設、複合施設、戸建住宅のほか、子どもから高齢者まで全世代を対象とする「伊達市版生涯活躍のまち構想」に基づく、CCRC(Continuing Care Retirement Community=高齢者が健康なうちから過ごせる住宅施設)や認定こども園の整備も予定しており、2023年4月の街開きを目指している。
 協議会は、まち全体のコンセプトを「Up DATE City」と定め、その時々に必要な「くらしの仕組みやサービス」のアップデートを行い、生きがいと活躍の機会を高め多世代交流を活発化させることで、「健幸と生涯活躍のまち」をつくり、「想像を超えたくらし」の提供を目指して活動していくとしている。

PAGE TOPへ