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平和不動産 温室効果ガス排出量削減に係る新目標を設定

2021.10.18 10:59

 平和不動産(東京都中央区)は、同社グループの温室効果ガス排出量削減の中長期目標を更新し、グループ全体の温室効果ガス(GHG)排出量を2030年度までに2018年度比で50%削減とする新目標を設定した。同社グループが保有する不動産ポートフォリオ(共同所有による持分が物件全体の25%に満たない物件およびたな卸資産は除く)が対象範囲。
 同社グループでは、サステナブルな社会および成長を実現するために気候変動を重要な課題として認識している。サステナビリティ施策の円滑な推進を目的に設置されたサステナビリティ委員会を中心に、具体的な取り組みを推進。今回、より一層の気候変動緩和への貢献を目指し、グループ全体のGHG排出量の削減目標を更新した。
 この新目標については、温室効果ガス排出削減に関する国際的枠組みである「パリ協定」達成のために科学的根拠に基づいた削減目標を設定することを推奨する「SBT(Science Based Target)イニシアティブ」に申請中であり、今後認定を取得する予定となっている。
 同社グループは、これまでも気候変動への対応として保有物件の使用電力の再生可能エネルギー由来への切り替えや、環境性能の高いビルの設置による建築物のライフサイクルコストの低減など、積極的にサステナビリティ施策を実践してきた。今後も再生可能エネルギー関連の取り組みの拡充や、環境性能の高い建築物の開発等の取り組みを推進していく。

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