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「大宮」駅東口で開発中の複合施設 名称は「オオミヤカドマチ」に決定

2021.10.18 11:32

 JR「大宮」駅東口で開発が進められている複合施設の名称が「大宮門街(オオミヤカドマチ)」に決定し、2022年4月に開業すると発表された。
 同施設は「大宮」駅東口エリア初の再開発事業として大宮駅東口大門町2丁目中地区市街地再開発組合が開発を進めていた。計画建物は敷地面積8558㎡、延床面積8万2139㎡、建築面積6827㎡、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、地上18階地下3階、塔屋1階。オフィス、商業施設、銀行、公共施設(市民会館)の機能が導入される複合施設となる。
 施設のコンセプトは「ゆきあうカド 人つなぐマチ」。「カドマチ」という名称には、大宮氷川神社の「門前町」であることや、土地の歴史と特徴を凝縮した。東日本の玄関口となる「大宮」駅から、緑豊かな氷川神社の参道へ続く「門」の役目をもち、大宮で暮らし、働き、楽しむための色々な施設が集まった、ひとつの「街」のような存在でありたいという想いを込めた。
 1~6階は物販・サービス店舗とレストランのフロア。4~9階は市民ホール「RaiBoC Hall(レイボックホール)」が入り、10~18階はオフィスフロア「大宮門街 SQUARE」で構成される。
 災害時にも安心・安全を提供できるように防災機能を導入。非常に大きな地震にも耐えうる免震構造とすることで安心・安全な場の提供を実現する。BCP対策としては、オイルタンク(6万リットル×2基)と非常用発電設備(4500kVA)を設置。停電時においても、災害時の帰宅困難者受入エリアやビル機能の維持を72時間行えるよう備えている。オフィスについてはさらなる非常用発電設置スペース、オイルタンクを用意する。
 大規模災害発生時には「大宮」駅付近にとどまる帰宅困難者に対し、施設内のRaiBoC Hall(市民会館おおみや)を一時滞在施設として開放する予定。

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