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シスコシステムズ/大林組 スマートビル向け「統合ネットワーク構築ガイド」作成

2021.08.30 14:47

 シスコシステムズ(東京都港区、シスコ)は大林組(東京都港区)と共同で、スマートビル(高度に情報管理された建物)向けの「統合ネットワーク構築ガイドライン」を作成した。
 同ガイドラインは、建築工事と一体的に統合ネットワークを構築することを前提とし、シスコの持つネットワークやサイバーセキュリティに関するノウハウと、大林組の持つ建設プロジェクトマネージメントのノウハウを統合したもの。内容は統合ネットワークの「設計ポイント」と「構築手順」で構成されており、基本計画、基本設計、実施設計、施工、運用といった一般的な建築プロジェクトの進め方に合わせて、設計のポイント、施工上の注意点なども合わせて記載し、エンジニアのスキル・経験に左右されず質の高い統合ネットワークが構築できるよう配慮している。また、2019年12月経済産業書発行の「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリテ対策ガイドライン第1版」に準拠し、2018年7月内閣サイバーセキュリティセンター発行の「政府機関等の対策基準策定のための統一基準群」を参考に作成されている。
 欧米では、既にスマートビルを評価する認証プログラムが導入され、テナントがオフィスビルを選定する際の指標として活用が始まっている。シスコと大林組は同ガイドラインの展開により、日本におけるスマートビルの構築を進め、不動産価値向上を目指すとともに、今後、工場や学校、病院、商業施設、ホテルといった他の建物用途についても幅広く適用を図っていく。

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