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「CPD西淀川」着工 延床3万㎡のマルチテナント型物流施設

2021.08.03 10:59

 センターポイント・ディベロップメント(東京都千代田区)は、アセットマネジメント業務を受託する西淀川ロジスティクス(東京都中央区)を通じて物流施設開発用地を取得し、先月15日に着工したと発表した。用地にはマルチテナント型物流施設「CPD 西淀川」を開発し、竣工は2022年9月末を予定している。
 立地は大阪・神戸間の交通インフラの一翼を担う国道43号に至近で、阪神高速3号神戸線と同5号湾岸線の両高速を利用した広域配送も期待できるほか、伊丹空港、大阪港、神戸港といった大阪および神戸エリアを包含する配送拠点として優れたアクセスを有する。また、大阪中心部の梅田エリアへ約7km、新大阪エリアへ約10km圏と近接しており、阪神なんば線「出来島」駅から徒歩約10分、阪神電気鉄道本線「千船」駅から徒歩約12分と通勤利便性が高く、周辺には豊富な労働人口を抱える住宅エリアが広がることから雇用確保にも優位性がある。また工業地域内に位置し、施設の24時間運営が可能であるため、幅広いテナントからのニーズに対応することができる。
 建物は敷地面積1万5336㎡、延床面積3万1136㎡、鉄骨造4階建のマルチテナント型物流施設。1フロアの賃貸区画は2350坪を有し、床荷重1・5t/㎡、柱スパン11・2×10・4m、梁下天井有効高5・5mと、最新型物流施設の仕様を備えている。1階には計22台のトラックバースを設け、庫内には荷物用エレベーターを2基、垂直搬送機を5基設置し、多様な荷物に対応。貨物の搬送および保管の効率化を実現している。
 また、同施設は、外壁に断熱性能の高いサンドイッチパネルを採用し、全館LED照明を備えるなどの省エネ対策を施し、環境負荷低減に配慮した施設として大阪府のCASBEE(建築環境総合性能評価システム)「Aランク」の評価を得ている施設となっている。さらに、施設で働く人々の職場環境にも配慮し、休憩室、喫煙スペース、ドライバー用トイレなどのアメニティを設けている。

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