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大和ハウス工業 「DPL久喜宮代」着工 トラック入場予約システムや中車路採用の16万㎡

2021.07.19 12:06

 大和ハウス工業(大阪市北区)は15日、マルチテナント型物流施設「DPL久喜宮代」を着工した。
 開発するのは鉄筋コンクリート造・S造、免震構造、地上4階の物流施設。敷地面積7万1743㎡、延床面積16万1955㎡で、竣工は2022年11月15日を予定している。
 同施設の立地は、東北自動車道「久喜インターチェンジ」より約4km、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「幸手インターチェンジ」より約5km。東京都心部まで約50kmと首都圏全域をカバーでき、東北や信越方面へもアクセスしやすい立地となっている。
 テナント区画は約5700㎡から、最大24テナントの入居が可能で、各区画には事務所を設置することができるなどテナント企業の様々なニーズに対応する。また天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしができる中車路を採用。40フィートコンテナ車が各階に直接乗り入れることができる螺旋状のランプウェイも2車線設置し、施設全体で160台分のトラックバースも用意する。またトラックの入場予約システムとオンラインチェックインシステムを導入。テナント企業は施設内作業や物資の移動計画が立てやすく、物流施設の運営効率を高めることができる。一方、トラックドライバーの荷待ち時間も大幅に削減される。
 BCP対策では、免震構造により荷物や設備のダメージを最小限に抑えるとともに浸水対策も計画。労働力確保のために、保育施設やカフェテリア、無人コンビニエンスストアを設け、311台分の従業員用駐車場と318台分の駐輪場も用意する。

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