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東急不動産など参画の物流施設「CPD枚方」竣工

2021.07.19 12:07

 東急不動産(東京都渋谷区)、三菱HCキャピタル(東京都千代田区)、センターポイント・ディベロップメント(東京都千代田区、CPD)の3社は、CPDがアセットマネジメント業務を受託し、3社が共同出資する枚方ロジスティクス特定目的会社を建築主とする物流施設「CPD枚方」が5月31日に竣工したと発表した。
 大阪府枚方市に立地する同施設は、延床面積約8万2000㎡のマルチテナント型物流施設。国道1号(京阪国道)に面し、新名神高速道路「八幡京田辺」ICから約3km、第二京阪道路「京田辺松井」ICから約5kmの距離にあり、京都および大阪エリアを包含する配送拠点として優れたアクセスを有する。
 建物は地上4階で、トラックバースは1階と3階に設けた。1~2階と3~4階に分割できるメゾネット式の設計で、3階には建物内スロープでアクセスする。1フロアの賃貸区画は5100~5600坪。最大で8区画に分割が可能。
 床荷重は1階のみ2・5t/㎡、上階は1・5t/㎡。柱スパンは11m×10・5m。梁下天井有効高5・5mで、部分的に7・0mを確保した。1階と3階のトラックバースはそれぞれ各58台が着車可能で、3階バースの混雑状況を把握できる満空表示灯も設けた。
 外壁には断熱性能の高いサンドイッチパネルを採用し、全館LED照明を備えている。環境負荷低減に配慮した施設として大阪府のCASBEE(建築環境総合性能評価システム)「Aランク」の評価を得ているほか、東急不動産が屋上に太陽光発電設備を設置する予定で、再生可能エネルギーの普及にも寄与する。
 制震ブレースを採用した揺れに強い構造で、非常用発電機の設置により、緊急時も荷物用エレベーターやコンセントなどを停止せずにオペレーションが可能。入居企業のBCP(事業継続計画)に貢献する。さらに、施設で働く人々の職場環境にも配慮し、共用の休憩室・売店、喫煙スペース、ドライバー用トイレなどのアメニティを設けている。

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