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感染症対策商品ラインアップ強化 パートナー代理店通して全国へ展開

2021.07.19 12:18

 新型コロナウイルス感染症が再び拡大し、東京都では緊急事態宣言が発令された。ビルのテナント入居者の安心・安全のためにも消毒用アルコールをはじめとした感染症対策の導入は欠かせなくなっている。実績を有するオデッセイグループ(東京都中央区)が商品ラインアップを強化している。

 オデッセイグループでは植物由来高濃度除菌用アルコール「プロテクター」シリーズを展開している。感染症に有効なエタノール濃度75vol%以上であることや、植物由来の発酵アルコールを使用していること、また独自の速乾性で手に噴霧したときにべたつきがないことなどの特徴から、人気を呼んでいる。
 今年3月からは非接触式アルコール除菌ディスペンサーのレンタルと、この高濃度除菌用アルコールを定期的に届ける定額課金(サブスクリプションプラン)の新サービス「プロテクター イツデモ」を展開。さらに6月1日からは定額料金を廉価にした、「ライトプラン」を発表。料金体系の幅が広がったことから需要が高まっている。
 その「プロテクター」シリーズに、新たな製品が登場した。それがプロテクター非接触温度検知サーモカメラ「PI―TM43」とプロテクターCO2濃度測定器「PI―CM5000」だ。非接触温度検知サーモカメラは同社の「プロ手テクターアルコール除菌でスペンサープレミアム」に取り付けることができて、除菌と検温を同時にこなせる。CO2濃度測定器は換気も重視されるなかで、一定以上の二酸化炭素濃度になると警告が鳴る仕組みだ。
 代表取締役の蒋馳氏は「昨年からプロテクターシリーズを展開していますが、オフィスはもちろんのこと、カンファレンスホールや銀行、学校やクリニックなど様々な場所に展開することができています」と話す。
 パートナー代理店も増えていて、全国のニーズに応えている。新たなラインアップを加えたことで感染症対策商品の「プロテクター」シリーズとしての認知度もさらに高まりそうだ。
 蒋氏は「今後もお客様のニーズにマッチしたラインアップを揃えていきたい」と意欲を示す。プロテクターシリーズの公式HPには実際の導入施設へのインタビューも掲載していて、そこで利用者の「生の声」を読むことができるようになっている。 

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