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三菱地所のコンパクトオフィスシリーズが地方進出「(仮称)CIRCLES名古屋錦計画」始動

2021.04.19 17:38

 三菱地所(東京都千代田区)は、中部エリア初となるコンパクトオフィスシリーズ「CIRCLES(サークルズ)」のオフィス「(仮称)CIRCLES名古屋錦計画」(名古屋市中区)の開発に着手した。竣工は2022年5月の予定。同シリーズが東京以外のエリアで展開するのは初めて。
 同プロジェクトは、名古屋市営地下鉄桜通線「国際センター」駅徒歩4分、大企業の自社ビルのほか、オフィスビルが集積し、近年も新たなオフィス開発が盛んなビジネスエリアに位置する。
 建物は敷地面積394㎡、延床面積2564㎡、鉄骨造、地上11階のオフィスビルとなる予定。
 建物1階に設置する共用ラウンジには就業者以外も利用できるカフェを誘致、地域に開かれたオフィスを目指す。11階には就業者専用の屋上テラスを設置するほか、2~10階の各フロアの専有部内にインナーバルコニーと屋外バルコニーを設け、自由な働き方を提案する。インナーバルコニーの床材には木目調タイルを採用するほか、天井にはMECIndustry(鹿児島県霧島市)が開発した木製建材「MIデッキ」を導入。木の質感ならではの温かみが感じられる空間デザインとなる予定。
 即入居可能な家具付きの「セットアップフロア」も設ける。三菱地所グループのインテリア設計会社であるメック・デザイン・インターナショナル(東京都中央区)などが監修に加わり、これからのワークスタイルを見据えた働き方改革を推進するレイアウトや家具を提案。また、オフィス家具のサブスクリプションサービスを手掛けるsubsclife(東京都渋谷区)と協業し、入居企業はサブスクリプションサービスを利用することで、移転イニシャルコストの削減が図れるとともに、家具の種類や色味の交換などを自由に行うことができる。

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