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UR、団地内店舗にコワーキング 「TENT成瀬」オープンへ

2021.03.22 15:02

 都市再生機構(横浜市中区、UR)は3月28日、東京都町田市の「成瀬駅前ハイツ」内の店舗区画に、「TENT成瀬(テントナルセ)」をプレオープンさせる。グランドオープンは4月3日を予定している。
 「TENT成瀬」はシェアキッチンとコワーキングスペース、ボックスショップを融合させた施設。時間貸しのシェアキッチンは厨房設備や調理用品などを備えており、初期投資を減らして飲食店営業(軽飲食)や菓子の製造を行うことができる。コワーキングスペースでは、カウンター席やソファ席、個室ブースなどの様々なタイプを用意。職住接近のサテライトオフィスやテレワークスペースとして活用できる。ボックスショップでは、棚単位でスペースを借りて様々なアイテムの販売が可能。スタッフが起業や資格取得を目指す人をサポートする。
 今回の取り組みはURが団地内の店舗を活用するために行った事業提案の公募によるもの。「団地内店舗を核とした、団地と周辺地域の賑わいに資する『日常生活を送る上で欠かせない食』と『新たな生活様式の下、注目度が高まっているシェアリングエコノミー』を軸とする新たな事業提案の公募」を行い、ステップチェンジ(横浜市中区)の提案を採用したもの。
 「成瀬駅前ハイツ」はJR横浜線「成瀬」駅徒歩1分に立地する、1980年竣工の団地。住宅数は315戸、店舗テナントは16店舗で、「TENT成瀬」は2号棟の1階に位置している。
 URは団地内でこうした施設を運営することで、「職住近接の環境づくりによる昼間人口の減少抑制」、「地域住民のビジネスや各種活動を支えることによる地域経済の活性化」、「地域住民同士が集う場づくり、という効果を生み出し、地域コミュニティの活性化に寄与する」ことを目指すとしている。

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