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森ビル 春を告げるアイスチューリップ

2021.03.22 15:13

 東京では桜の開花宣言もされ、いよいよ春本番だが、六本木ヒルズの玄関口、日比谷線「六本木」駅からの通勤路、66プラザでは3月初旬からアイスチューリップが開花。道行く人々の目を楽しませている。
 球根に冷蔵処理を施し、開花時期を調整した2000本の「アイスチューリップ」。通常は4月が開花時期のチューリップであるが、冷蔵施設で冬を疑似体験した球根は外気温の差で春が来たと感じ開花する性質がある。今年は2月下旬の気温の急上昇を受け、3月4日に開花が確認された。例年より開花は1週間ほど遅れたが、今月下旬までが見頃という。
 森ビル(東京都港区)広報室の茂谷一輝氏によると、「今年のチューリップは赤とピンクです。毎年、弊社のタウンマネジメント事業部と協力会社にて配色を考えています。」とのこと。花壇にはチューリップのほか、パンジー、アネモネ、金魚草、ビオラ、エレモフィラが色とりどりに咲き誇り、一足早く春爛漫。
   66プラザでは高さ10メートルの彫刻作品「お花の親子」も公開されている。現代美術アーティスト村上隆氏による巨大彫刻は、ブロンズと金箔で造られており、幅約6.5メートル、奥行き4.7メートル。66プラザ玄関口では手をつないでいるお花の親子がニコニコと笑顔を向けて来街者を歓迎している。「『お花の親子』とともに、アイスチューリップは六本木ヒルズから『元気』を発信してまいります」(森ビル)。  

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