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敷地面積1.5万㎡の大規模プロジェクト 枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発 京阪グループ保有工区が本格始動

2021.02.15 12:35

 京阪ホールディングス(大阪市中央区)、京阪電気鉄道(大阪市中央区)、京阪電鉄不動産 (大阪市中央区)が、組合員の一員として参画している枚方市駅周辺地区市街地再開発組合が進めている「枚方市駅周辺地区第一種市街地再開発事業」が本格的に始動する。今月10日付で大阪府知事より権利変換計画の認可を受けた。
 今後、京阪グループが区分所有する第3工区においては、駅と一体となる商業、オフィス、ホテル、住宅、行政等の機能を備えた複合施設の整備を推進する。開発は1万5000㎡の敷地に地上26階の高層棟、10階の低層棟、29階の住宅棟を建設。合計延床面積は9万4000㎡だ。
 基部の1~4階には約2万3500㎡規模の商業機能を導入予定。既存の鉄道高架施設と1~2階で接続する。2階通路は「枚方市」駅東改札口から天野川に架かる天津橋まで直接アクセス可能で、枚方のまちに開かれた散歩道のような施設。様々な出会い・シーンが生まれる場として、歩いて楽しい回遊空間、五感に響く、枚方で一番心地良い場所の実現を目指す。
 低層棟5階と高層棟7~15階には、約6800㎡規模のオフィス機能を導入予定。ニューノーマルの働き方に即した、安全・安心・快適なオフィス空間を設計。デザインの一体性や空間の魅力向上等を軸とした、質の高いコミュニケーションを叶えるオフィスの実現を目指す。
 今回着手する第3工区は2021年度に着工し、23年度に建物竣工、事業完了は25年度を予定している。

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