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関電不動産開発 初の米国事業 ダラスで賃貸住宅経営に参画

2021.02.01 10:59

 関電不動産開発(大阪市北区)は1月25日、米国での新たな取り組みとして、同社100%子会社の米国現地法人Kanden Realty&Development America LLCを通じ、テキサス州ダラスに所在する賃貸住宅「Alexan Crossings」を取得。1月15日付で同物件の経営に参画したと発表した。同プロジェクトは、日系企業および米国の運用会社との共同事業で、米国賃貸住宅事業へ新たに参画するとともに、米国内での事業エリア拡大を図る。
 「Alexan Crossings」は、ダラス北東部の人口集積の進むリチャードソンエリアに位置し、1階に商業施設を兼ね備えた地上5階建て、総戸数354戸の低層型賃貸住宅。周辺は大型スーパーマーケットや生活利便施設等が充実し、高速道路の出入口にも近接しているため大規模な開発が進む人気のエリアとなっている。
 また、同プロジェクトは、関電不動産開発が米国において賃貸住宅の取得・運用に携わる初の事業。同社はこれまでにも私募ファンドへの投資を通じて海外不動産事業を展開してきたが、今回の事業はオフィスビルを含む単体物件の取得・運用、開発にも積極的に取り組む姿勢を明確にしたといえる。
 同社は今後も信頼のおける現地企業とのパートナーシップ体制を構築し、ポートフォリオの拡大ならびに一層の収益拡大を目指すとしている。

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