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三菱地所、大阪ガス都市開発など9社 「(仮称)うめきた2期地区開発事業」工事着手 2027年度の全体開業目指す

2020.12.28 14:31

 三菱地所(東京都千代田区)を代表企業とした9社からなる「うめきた2期開発事業者JV」は21日、「(仮称)うめきた2期地区開発事業」の工事に着手したと発表した。2024年夏ごろの先行まちびらき(一部民間宅地および一部都市公園)、2027年度の全体開業を予定している。
 事業者JVは、三菱地所、大阪ガス都市開発(大阪市中央区)、オリックス不動産(東京都港区)、関電不動産開発(大阪市北区)、積水ハウス(大阪市北区)、竹中工務店(大阪市中央区)、阪急電鉄(大阪市北区)、三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、うめきた開発(東京都千代田区)の9社で構成されている。「大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域都市再生緊急整備協議会」において策定された「『みどり』と『イノベーション』の融合拠点」というまちづくり方針の理念を踏まえつつ、「Newnormal/Next normal」、「Society5・0」、「SDGs」などに配慮した大阪の新しい都市モデルの実現を目指す。
 同事業エリアは、JR「大阪」駅をはじめとした7駅13路線が利用可能で、関西広域からのアクセスが良好。関西国際空港、大阪国際空港、新大阪駅への連絡にも優れ、国内外から注目を集めるエリアとなっている。また、2023年春にJR西日本が開業する予定の「うめきた(大阪)地下駅」は、「関空特急はるか」などが停車。特に、関西国際空港、新大阪駅へのアクセスが向上する。2031年にはなにわ筋線も開通予定で、難波エリアからの往来も増えると見込まれている。
 今後、国際競争力のある高度な都市機能を複合的に集積。職・遊・学・住・泊が連続して混ざり合う、活力のあるまちづくりを目指す。

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