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東京建物 初の東南アジアオフィスビル事業「79ロビンソンロード」竣工

2020.05.25 12:42

 東京建物(東京都中央区)は、シンガポールのキャピタランドグループ(シンガポール)および三井物産(東京都千代田区)と共同で開発した「79ロビンソンロード」が竣工したと発表した。
 「79ロビンソンロード」はシンガポールのビジネス中心地区でのオフィスビル再開発事業。建物が立地する「タンジョンパガー」地区は、金融機関や法律事務所等が集積するシンガポールのビジネス中心地区の一角にあり、近年再開発が加速し注目されているエリアだ。建物は2022年までにMRT(地下鉄)「タンジョンパガー」駅直結となる予定で、2021年には至近距離にMRT新線の「シェントンウェイ」駅の開業も控えている。こうした高い交通利便性に加え、目抜き通りであるロビンソン通りとマックスウェル通りの交差点に位置することから、周辺建物に遮られることなくオフィス内からの眺望にも恵まれている。
 シンガポールにおいて2020年に完成する物件として希少なハイグレードオフィス開発。総賃貸面積のうち、低層部・中層部を中心に約70%以上の入居申込みを受領した。ALLIANZ(アリアンツ)、EQUINIX(エクイニクス)、EFG Bank(イーエフジー銀行)、Howden Insurance(ホーデン保険)、William Grant & Sons(ウィリアム・グラント&サンズ)などの多国籍企業が入居を予定している。
 また、キャピタランドが運営するコワーキングおよびフレキシブルワークスペースである「Bridge +」も建物内に開業する予定。多様な企業のニーズに応えることができる様々な形態の会議室、イベントスペースおよび家具付きワークスペース等を提供する。
 今回の開発は、東京建物が今年2月に公表した現グループ長期ビジョン・中期経営計画に基づく、東南アジアでの竣工第1号案件となる。同社は今後も、これまで培ってきた国内における事業経験・ノウハウを生かし、アジア諸国におけるさらなる事業機会の獲得を進めていくとしている。

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