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東京ガスが新エネルギー会社設立 「品川開発プロジェクト」計画地にエネルギー供給へ

2020.04.13 17:00

 東京ガス(東京都港区)は、東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)、ジェイアール東日本ビルディング(東京都渋谷区)とともに、「品川開発プロジェクト」におけるエネルギー供給及びエネルギーマネジメントを行うため、今月7日、「株式会社えきまちエナジークリエイト」を設立した。
 「品川開発プロジェクト」は、「高輪ゲートウェイ」駅西側において進められる大規模開発計画。「品川」駅近隣エリアで複数が同時進行している再開発プロジェクトの一つで、将来的には「品川」駅エリアと一体化する予定。
 「株式会社えきまちエナジークリエイト」は、同プロジェクトにおいて太陽光発電・下水熱・風力発電等の再生可能エネルギーを活用するほか、まちから出た食品廃棄物を熱エネルギーに変換する「バイオガスシステム」、水素と酸素を反応させて発電する燃料電池の導入に取り組む。発生させたエネルギーは地域冷暖房や給湯、空調等に利用する。
 また、需給一体のエネルギーマネジメントや電力系統の多重化、効率性の高い熱供給を行う地域冷暖房施設、コジェネレーションシステムやデュアルフューエル型非常用発電機を導入することによる災害時の事業継続性の確保に取り組む。
 東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」で掲げた「CO2ネット・ゼロ」と「天然ガスを活用したレジリエンス機能の強化」の一環として、これまで蓄積してきたスマエネ事業やエネルギーマネジメントのノウハウ・技術を活用しながら、省CO2かつ災害に強いエネルギーシステムを拡大する。

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