週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

オリックスのサービスオフィス「クロスオフィス日比谷」開業

2020.03.23 16:33

 オリックス(東京都港区)が、2009年から展開するサービスオフィスブランドの「クロスオフィス日比谷」が16日開業した。
 同オフィスは東京メトロ「霞ケ関」駅直結、「虎ノ門」駅から徒歩3分に立地する「飯野ビルディング」9階に誕生。昨年7月に開業した「クロスオフィス六本木」に続き7拠点目。1フロアの面積としては最大で、大小様々な個室オフィス(1~25名)69室をはじめ、リラックスしながら作業できるソロワークソファ、一方集中して作業するフォーカスブース、会員同士のコミュニケーションを促すコワーキングスペース(約80席)などで構成される。また共同で利用できる会議室3部屋や電話・Skype会議などのニーズに応えた電話ブースも用意。特に今回は「クロスオフィス六本木」に続き、昨今需要の高まりを見せるコワーキングスペースの充実に注力した。
 施設のコンセプトは「BUSINESS WELLBEING(ビジネスウェルビーイング)」。利用会員の仕事の効率化や柔軟な発想等々をサポートしつつ、個々の快適さにも焦点を当てオフィスを構築した。実際フォーカスブースでは、オリジナルアロマによる香りや照明のカラー・照度をその時の業務内容等に応じて自由に調節できる。またコワーキングスペースをはじめ、窓側の眺望が堪能できるカフェブース、ソロワークソファ等は気分を変えての利用に最適だ。20分前後の仮眠がとれるエナジーポットも設置し、会員へ休息・安らぎも提供できる。
 施設内に無人の「オフィス向けコンビニ」を設置したことも特長。オーガニックフードや機能性食品などの食品・飲料が入った大型保冷器で、中から商品を取り出すとセンサーにより自動でその商品を検知。検知した商品は扉に取り付けられたディスプレイ機器でクレジットカードでの決済ができる。
 同事業の担当者は「官庁街に位置することもあり士業関係の問い合わせが多く、他にも外資系企業の利用も目立ちます。規模も個人から少人数と幅広く、東京エリアの支店・営業所や成長著しいベンチャー企業の入居にも良いでしょう。個人利用から始まり、成長しながら個室に移動・移転することが可能なことも魅力と思われます」と指摘する。

PAGE TOPへ