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オートロック付アパートでもスマホ応答で采配初解消「OKIPPA」実証実験開始

2019.12.16 15:53

 TATERU(東京都渋谷区)の子会社であるRobot Home(東京都渋谷区)は、Yper(東京都渋谷区)と共同で、スマートフォンで応答・解錠できるエントランスシステム「kit HOME ENTRANCE」と置き配バッグ「OKIPPA」を用いた、アパートでの「置き配」の実証実験を開始した。
 EC市場の拡大や人件費の高騰などにより、問題視されている再配達。宅配ボックスや置き配などの様々な解決策が模索されているが、一方でセキュリティが不十分で置き配ができない、エントランス付近や住居付近に後付けの宅配ボックスの設置場所がないなどの問題点も浮かび上がってきている。
 今回の実証実験では、Yperが開発・提供する置き配バッグ「OKIPPA」と、Robot Homeが開発・提供する外出先からスマートフォンで応答・解錠が可能なエントランスシステム「kit HOME ENTRANCE」が連携。オートロック付きアパートで置き配を実証する。
 「OKIPPA」は一般的な宅配ボックスと異なり、常時スペースを必要としないため、手軽で簡単に設置することができる。盗難などに対するセキュリティについては「kit HOME ENTRANCE」のアクセス制御により強化することが可能。さらに宅配物を同意なく置き配されるのが不安な場合は、スマホからの遠隔応答によって宅配業者を確認後、置き配を依頼できるため安全性も確保される。
 Robot Homeは今回の実証実験の結果をもとに、「kit HOME ENTRANCE」のアップデートを行い、入居者の利便性とセキュリティの向上を目指す。今後も、宅配ボックスが整備されていない物件や、入居者不在時の再配達の解決に向けて、さまざまな取り組みを行っていく考えだ。

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