週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

横断者が「シネマサンシャイン池袋」をリノベ 「Mixalive TOKYO」来年3月開業

2019.12.16 15:54

 講談社(東京都文京区)は、東京・池袋に開設するLIVEエンターテインメントビルの名称を「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」に決定したと発表した。開業は2020年3月19日を予定している。バラエティ豊かなパートナー企業6社と連携。キングレコード(東京都文京区)、テレビ東京(東京都港区)、ネルケプランニング(東京都目黒区)、ブシロード(東京都中野区)の4社がホールやショップを開設し、総合エンターテインメント企業ムービック(東京都板橋区)がグッズやノベルティの製作で協力、マルチチャンネルネットワークのUUUM(東京都港区)が、所属クリエイターのライブイベントや展示会でコンテンツ協力する。
 「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」は、ライブコンテンツをMIXする意味合いの造語で、LIVEとエンターテインメントが一体となった、新しい発信拠点が東京に誕生するという意味を込めたという。「池袋」でこれまで長く愛されてきた映画館「シネマサンシャイン池袋」を、エンターテインメントライブの発信基地としてリノベーション。地下2階から地上9階(1~3階除く)までが独自のテーマで演出され、4つのホールとグッズショップ、ライブカフェとして生まれ変わる。
 地下2階には、音楽ライブに特化したスペース「Club Mixa(収容人数:スタンディング約350人)」が誕生。キングレコード所属アーティストのライブをはじめ、多様なアーティストのライブやイベントを開催する。また、同階には「Hall Mixa(収容人数:着席約140人)」もオープン。講談社関連の作品発表会やトークショーをはじめ、VR演劇などが行われる予定だ。
 4階には、テレビ東京の番組ライブや公開収録、大人気アニメやドラマの展覧会も行う「Studio Mixa(収容人数:スタンディング約400人)」を開設。クリエイターやプロデューサーが集結し、テレ東を365日発信する。同階には、ブシロードコンテンツのオフィシャルショップ「Store Mixa」も登場。「BanG Dream!(バンドリ!)」や「D4DJ」のグッズを中心に販売する。
 6階には「Theater Mixa(収容人数:着席約300人)」が開場。マンガやアニメ、ミュージカルが融合した2・5次元演劇を中心に、数々の公演を行うネルケプランニングが新たな作品を発表する。
 最上階の9階には、漫画・アニメ・小説などの様々な作品をテーマに、一定期間で趣向を変えていく「Live Cafe Mixa(席数:約60席)」が開店。お気に入りの作品の世界観を五感で体験できる場となる。
 講談社は、110年を超える歴史を持ち、時代に合わせて表現形態を変化させながらも「おもしろくてためになる」作品と才能を発掘してきた。今回、新たな才能の発信舞台として、世界に向けた「LIVEエンターテインメント事業」を展開し、「Mixalive TOKYO」から様々なジャンルの新たなライブコンテンツを生み出していく考えだ。

PAGE TOPへ