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リノべるとMFSが合弁会社設立 リノベ希望者と金融機関をマッチング

2019.09.16 11:51

住宅ローン支援でリノベ推進へ
 テクノロジーを活用したリノベーション・プラットフォーム事業を全国で展開するリノべる(東京都渋谷区)と、オンライン住宅ローンマッチングサービス「モゲチェック」を運営するMFS(東京都千代田区)は、リノベーション案件の住宅ローンに特化した合弁会社「モゲチェック・リノベーション」(東京都千代田区)を設立した。リノベーション会社と住宅ローン借入希望者を対象とした、金融機関とのマッチング支援サービスを9月9日に開始した。
 両社は新サービス開始の背景に、金融機関ごとにリノベーション案件への評価が異なるため金利や借入可能額、総返済額に大きな差異が生じている現状を挙げる。ローンの難しさからリノベーション案件の取り扱いを躊躇する不動産会社も少なくないという。
 こうした環境を打破するため、モゲチェック・リノベーションでは両社のノウハウと実績をベースに、「リノベーションの住宅ローンプラットフォーム」を構築。中古住宅購入+リノベーションの一括ローンや、リノベーション済み物件の購入、自宅リノベーションを対象に、借入希望者と金融機関をオンライン上でマッチングする。これまでのように金融機関ごとに申込書を自筆し事前審査を行う必要はなく、借入希望者はオンラインで一度申込みを行うだけで、全国約700の金融機関から最も良い条件を提示する金融機関を選ぶことができる。
 さらに、このサービスを利用して住宅ローンを借り入れた場合、完済までAIを搭載した「ローン管理ツール」が無料で利用でき、将来の金利予測、借り換えのメリット額提示などの付加サービスも受けられるという。
 これにより、新築と同様の金利での借り入れや、リノベーション会社の住宅ローン関連の業務の簡易化、効率化が促進される。また、リノベーション住宅に適したローン開発について金融機関へ働きかけを行うことで、より良い事業環境も生まれるだろう。
 モゲチェック・リノベーションでは、サービス開始後3年で年間6000件のローンマッチング実現を目指すとしている。

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