週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

野村不パートナーズ、いえらぶと提携

2019.09.16 11:50

賃貸住宅向けウェブ申し込みシステムを導入
　賃貸住宅、賃貸オフィスなどのプロパティマネジメント業務を行う野村不動産パートナーズ（東京都新宿区）は、不動産業に特化した業務支援クラウドサービスの運営会社いえらぶＧＲＯＵＰ（東京都新宿区）および野村不動産グループのデジタルマーケティングカンパニーであるプライムクロス（東京都新宿区）と連携し、賃貸住宅の入居申込をＷＥＢ上で完結させるＷＥＢ申込システムを導入した。
　従来の入居申込では、入居希望者が野村不パートナーズ指定の申込書に手書きで必要事項を記入し、その申込書を不動産仲介業者がＦＡＸで同社に送っていた。ＷＥＢ申込システムを導入したことにより、必要事項の入力と審査に必要な書類の提出が簡単に行えるようになった。
　スマートフォンからも専用ページへアクセスが可能で、入居希望者の利便性向上にもつながる。また本システムの導入によって、ペーパーレス化だけでなく、記入漏れ等を確認する作業やＦＡＸによる書類の受け渡し業務も軽減される。さらにＷＥＢ申込システムと野村不パートナーズの基幹システムとの連動も推進中。現在、基幹システムには契約者情報を手入力で登録しているが、自動で取り込めるようになる予定だ。
　野村不パートナーズの賃貸住宅管理戸数は８月３１日現在で１万１２７３戸にのぼる。オーナーに代わって個々の物件に最適な運営戦略を立案し、入居者の募集や賃貸運営管理、工事管理などを効果的かつ効率的に実施することで、利益とキャッシュフローの最大化を目指していく。