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住友商事 タイ物流事業の要・新倉庫が稼働

2019.08.19 14:50

 住友商事(東京都千代田区)は、100%の子会社である住商グローバル・ロジスティクス(東京都千代田区)がタイで運営する物流企業Sumisho Global Logistics(Thailand)Co.Ltd.(タイ・バンナ、以下「SGLT」)を通じて、約4000㎡の自社倉庫(以下「新倉庫」)の稼働を開始すると発表した。
 新倉庫は、バンコクから車で45分。アユタヤ・ナワナコン地区に位置するSGLTナワナコン支店内に立地。同地区は食品・消費財メーカーの集積地で、バンコク都市部などの大消費地やバンコク港への流通に適した立地であることから、今後も旺盛な物流需要が見込まれる。住友商事グループは、ナワナコン支店の敷地内で6棟目となる新倉庫を建設・稼働させることで、支店の既存人員やノウハウの有効活用を行う。
 一方タイは、イスラム教の戒律に従ったハラル食品の世界トップ5の製造国。今後もハラル食品の取り扱い拡大が見込まれており、同グループも期待する。先般では、ナワナコン支店内の一棟の倉庫がタイのハラル認証機関であるタイ・イスラム中央委員会(CICOT)よりハラル認証を取得。ハラル食品・製品保管に関するきめ細かな物流ニーズに対応しており、新倉庫の稼働により更なる相乗効果も期待できる。
 SGLTは1989年の会社設立以来、アユタヤ・ナワナコン地区を中心とする電子・電機産業および食品・消費財産業や、東部のチョンブリ県を中心とする自動車産業・建設機械産業への総合物流サービスを提供してきた。現在は、アマタナコンやプラチンブリなど5支店・7拠点のネットワークを構築。タイにおける総合物流サービスプロバイダーとしての地位を築いている。現状、SGLTがタイでオペレーションに携わる倉庫延床面積は約9万㎡であり、新倉庫をあわせると約9万4000㎡に拡大する予定だ。

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