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そごう・西武 西武所沢店が秋に全館リニューアル 専門店複合型ショッピングセンターへ

2019.08.19 14:48

 そごう・西武(東京都千代田区)は、百貨店と専門店を融合させた郊外店舗の新しいオペレーションモデルとして、西武所沢店を全館リニューアル。同店は専門店複合型ショッピングセンターとして生まれ変わる。
 西武所沢店は9月~11月の間に段階的にオープン(一部2020年3月)。地下1階~地上8階の店舗売場面積は約1万9000㎡、うち専門店部分が約1万4000㎡となり、全120店舗のうち新規出店は50店舗を予定する。
 同店は2017年5月に食品フロアの二層化を完成させ、地域の食に対するニーズに応えてきた。今回は上層階を中心に全面改装。百貨店ならではの「食」、「ビューティー」、「レディースファッション」のラインナップを残しつつ、専門店を大幅に導入。ハイブリッド型のショッピングセンターとして新たなスタートを切る。従来の顧客層はもちろん、子育てファミリーをターゲットに加え、商品・サービスの充実を図る狙いだ。
 食品は地下1階、1階の2フロアを生かしながら、1階に出来立ての美味しさをカジュアルに楽しめるフードホールを新たに導入。麺類、洋食からスイーツ、ベーカリー、ビール工房まで、11店舗約300席で展開する。また2階にはビューティー関連のテナントを集め、化粧品は改装前の15ブランドから25ブランドへ拡充。若い世代に人気の自然派コスメブランドや施術系ビューティーテナントも充実させる。3階は百貨店ならではのファッションや雑貨のフロアとする。
 4階~7階は、暮らしに欠かせない人気の高い大型専門店を集積。子育てファミリー層の日常ニーズを満たす店舗展開となる。6階にはフロア全体を使い家電専門店を導入。7階ではギフトサロンなど、専門性の高いサービスを提供する。また、5階には座って休める約130㎡のファミリーレストスペースを設置。家族でくつろぐ空間づくりも忘れていない。8階は旅行代理店、楽器店などのほかに、国際的に活躍する若者を輩出する劇団ユースシアタージャパンが入り、同フロア内のホールでは公演も実施。地元で人気のレストラン、カフェも同フロアに出店する。
 同店は今回のリニューアルを機に、地域と共存しながら新しいニーズに応え、郊外型新店舗の先がけとしての成功を目指す。

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