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「キュープラザ池袋」オープン シネコンを核に街の賑わいをつくる

2019.07.22 12:18

 シネマコンプレックスを核とする複合施設「キュープラザ池袋」が、7月19日にオープンを迎えた。開発した東急不動産(東京都港区)と佐々木興業(東京都豊島区)では、エリアにおけるランドマークになるプロジェクトと位置付ける。池袋エリアでは「豊島区国際アート・カルチャー都市構想」のもと映画館や劇場などの文化施設を中心に据えた大規模再開発がすすめられており、キュープラザ池袋もその一翼を担う。

 「キュープラザ池袋」が立地するのは「池袋」駅から徒歩4分の繁華なエリア。「サンシャイン通り」すぐの用地に、東急不動産が敷地面積1837㎡、延床面積1万6576㎡、地上14階地下2階の建物を新築した。
 用地は「シネマサンシャイン」の名で映画館事業を展開する佐々木興業(東京都豊島区)が所有していたスポーツ施設「スポルト池袋」の跡地。シネコンへの建替え計画に東急不動産が参画し、2016年の「スポルト池袋」閉館後に物件を東急不動産に移譲した。
 建物内には首都圏最大級のシネマコンプレックス「グランドシネマサンシャイン」を核に、レストランやショップなど全16店舗が入るほか、屋上にはスポルト池袋のレガシーを受け継ぎバッティングセンターを設置した。
 佐々木興業が運営する「グランドシネマサンシャイン」は4~13階。12スクリーン、2443席を擁し、常設映画館として国内最大の高さ18・9m、幅25・8mのスクリーンを備えたシアターや、座席が前後左右に動き、水や風、香りなどが体感できる「4DX」に、視野270度の3面マルチプロジェクトシステムを組み合わせた「4DX with ScreenX」を導入するなど、映画を見るだけではなく体感できる映画館だ。ロビーや廊下、売店は映画をテーマにした意匠とし、階ごとにテイストを変えるなど雰囲気づくりにもこだわった。
 レストランやショップも多彩な顔触れをそろえた。高いデザイン性で人気の雑貨ブランド「オーサムストア」が、原宿店につづき2店舗目となるカフェ併設店を出店。旗艦店と位置付け、5000点の雑貨と池袋店オリジナルのカフェメニューを提供する。ゲームメーカーのカプコン(大阪市中央区)が展開するゲームコーナー「プラサカプコン」には、ゲームやアニメなどをテーマに期間ごとにメニューを入れ替える「カプコンカフェ」を併設する。
 19日のオープニングセレモニーには、東急不動産副社長の岡田正志氏、佐々木興業社長の佐々木伸一氏、豊島区区長の高野之夫氏と、タレントの若槻千夏さんが出席。テープカットを行った。
 「池袋」駅を起点とする東武東上線沿いで生まれ育った若槻さんは「自分にとって東京といえば池袋。学生時代からよく通っていた」と話し、「当時はプリクラが大人気で、池袋にしかない機種を順番待ちして撮ったことも」とエピソードを披露した。岡田副社長は「池袋が大きく変わるタイミングで『キュープラザ池袋』を開業できた。池袋がさらに魅力ある街に変わる過程に関われて光栄」と挨拶。佐々木社長は「日本一の映画館をつくることができた」と、シネマコンプレックスの完成度に自信を見せた。高野区長は「区内では現在22のプロジェクトが進行している。『豊島区国際アート・カルチャー都市構想』のもと、賑わいづくりをさらに推進していく」と抱負を語った。


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