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CLUB SCREW 不動産・建設業界の女性限定勉強・交流会

2019.07.08 18:06

民法改正テーマのセミナーを熱心に聴講
 7月1日、東京・新宿の大京セミナールームで「第19回 CLUB SCREW」が開催された。
 SCREWは、大京・本店事業1部の山口円担当課長(用地仕入担当)が主宰する、不動産・建設と関連業界の女性のための勉強・交流会。通常は30人程度が集まるこの催しだが、今回は参加者が60人を超えた。
 今回の勉強会は、本紙おなじみの児玉譲弁護士(飯沼総合法律事務所)を講師に迎え、「やはり気になる民法改正」と題し、主に不動産取引における「心理的瑕疵」について取り上げて行われた。
 児玉弁護士は「心理的瑕疵」に焦点を当てて、民法改正後どのような変更があるかを説明し、さらに過去の不動産売買における判例分析を丹念に行った。それを踏まえて心理的瑕疵の程度を検討する際のポイントや、今後売主、仲介する側として注意すべき点などを伝えた。
 講演後には参加者から、「仲介する立場として、どこまで情報収集に努めればよいのか」など、複数の質問が出た。
 後半の交流会では参加者同士の名刺交換や意見交換が活発に行われ、卓上に用意された軽食もなかなか減らない様子。  山口氏は設立から現状、今後について次のように話した。「SCREWは2008年に仕事のスキルアップや、ビジネスにつながるネットワークづくり、切磋琢磨する仲間と知り合うこともできる場を目指して設立しました。最近は業界で活躍する女性も増えてきているので、より多くの方に参加していただき、少しでも不動産業界の活性化に役立てたらと考えています」
 参加者の一人は、「会社の後輩2人と来ました。勉強会は法改正について知るべき点をたくさん教えてもらえてとても役に立ちました。また、一緒に来た後輩には業界で活躍する多くの女性たちがいることを見せられました」と話し、充実した様子だった。

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