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エリア最大級「ダイヤゲート池袋」竣工 西武グループ3社が入居

2019.04.01 18:17

 西武ホールディングスの連結子会社である西武鉄道(埼玉県所沢市)が保有し、西武プロパティーズ(埼玉県所沢市)が開発を推進する大規模オフィスビル「ダイヤゲート池袋」が2月28日に竣工。それから約1カ月後の先月25日に、竣工式が執り行われた。
 同事業は池袋旧本社ビル敷地に加え、西武鉄道池袋線の線路上空と西武鉄道所有地の線路西側の用地を活用した大規模再開発事業。ビル低層部の1~2階に商業店舗(カフェ、コンビニ、歯科クリニック)を配し、オフィスフロアは4~18階の計15フロアで構成する。また14~18階の5フロアは西武ホールディングス、プリンスホテル、西武プロパティーズの西武グループ3社が入居する。4月1日より順次オフィス企業の入居及び営業が開始され、西武ホールディングスは4月8日から業務開始、プリンスホテルと西武プロパティーズは15日から業務開始の計画だ。
 竣工式の冒頭では、同社代表取締役社長の後藤高志氏が登壇し「池袋エリアの新たなランドマークとなるビルが竣工致しました。エリア最大級の新規オフィスの供給に加え、豊島区様が構想中の池袋駅東西連絡通路(東西デッキ)と当ビル2階線路上空デッキ(ダイヤデッキ)が将来接続された際には、近隣の歩行者ネットワークが強化され、地域の賑わいを創出する役割も期待されます。『ダイヤゲート池袋』が誕生することで、当該エリアのさらなる活性化の一翼を担ってまいります」と力強く語った。  オフィスの基準階貸室面積は約2100㎡(約640坪)で、総貸室面積では池袋エリアでトップクラス。線路を跨いでビルが建ち、鉄道の運行図表であるダイヤグラムをイメージした外観によって、意匠性の高さも実現した。
 更に中間免震構造の採用やBCPへの配慮をおこなうなど防災性の向上をはかるほか、防災備蓄倉庫の設置や帰宅困難者への対応として豊島区と連携するなど、地域への貢献にも努めている。なおビル2階線路上空デッキは先月25日に供用開始した。

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