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「日本空間デザイン賞」創設 オフィス空間、商業施設空間など11ジャンルを審査

2019.03.25 14:40

空間デザ協と商環境デザ協が合同で「日本唯一かつ最大の空間アワード」
 日本空間デザイン協会(東京都港区)と日本商環境デザイン協会(東京都品川区)は、合同で「日本空間デザイン賞」を創設した。4月1日から募集を開始する。
 両協会では、日本空間デザイン賞を「日本で唯一かつ最大の空間アワード」と位置付け、そのコンセプトについては「社会が複雑化するなかで、デザインの役割は様々な課題と直面している。そして、デザインは今までにはなかった新しい切り口がますます必要とされるようになり、様々な空間の価値を構築していくことが求められる。日本空間デザイン賞は業界全体を巻き込む仕組みづくりをし、発見と創造のある、より良い循環と活動を創り出す。日本から優れたデザインを定期的に発信し、世界に向かって評価や価値を高めていくことで『空間デザインのちから』を伝えることを目指す」としている。
 応募対象はデザイナー、プロデューサー、クリエイター、アートディレクター、プランナー、設計者、エンジニア、教育、研究者など。空間に関わる様々な人々から空間におけるコミュニケーションデザインの創造を目指す作品を、国内外から広く募集する。
 「日本空間デザイン賞」は、日本空間デザイン協会と日本商環境デザイン協会がそれぞれ永きにわたり開催してきたデザインアワードを合併し、日本で最大級の空間系アワードとして生まれ変わったもの。「『空間』という言葉は曖昧さの中に無限の可能性を持ち、時代の変化の中において、デザイナーに求められる能力は多岐に渡る。時代と共に生まれ変わる様々な価値観の中で、表現し、それを発表する場をより良い環境に再構築していくことがデザイン団体の使命であり、デザインの今を国内外に広め、後世へ繋げていくことが必要」との認識のもと、合同でアワードを開催するに至った。
 応募カテゴリーは「オフィス空間」や「大規模商業空間」など全11ジャンル。審査は1次審査、2次審査、3次審査、ファイナル審査と行われ、3次審査は8月3日に公開審査として全11ジャンルよりそれぞれ金賞・銀賞・銅賞を選出する。
 作品応募期間は4月1日~5月16日まで受け付ける。

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