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省エネ実証オフィスビル「大和ハウス佐賀ビル」が「ジャパン・レジリエンス・アワード2019」優秀賞

2019.03.25 14:42

 大和ハウス工業(大阪市北区)が建設した再生可能エネルギーによる自給自足オフィス「大和ハウス佐賀ビル」が、レジリエンスジャパン推進協議会(東京都千代田区)主催の「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2019」で優秀賞を受賞した。
 「ジャパン・レジリエンス・アワード」は、強靭化大賞の副題が示すとおり次世代に向けた強靭化(レジリエンス)社会を構築するため、全国各地で展開されている強靭化に関する先進的な活動を発掘、評価、表彰する制度。
 「大和ハウス佐賀ビル」は2018年2月に竣工し、再生可能エネルギーを活用した電力自給自足の実証試験を行っているオフィスビル。実証実験では、太陽光発電システム(83・2kW)とリチウムイオン蓄電池(105kWh)を組み合わせた電力自立システムと、井水・太陽熱ハイブリッド空調システム、光ダクトなどの自然エネルギーを活用した省エネ設備機器の効果検証を継続して行っている。
 今回、同ビルに搭載した電力自立システムが、日常の系統電力の品質保持や災害時の電力ライフライン確保など、継続的な電力供給を実現するものとして、BCPへの貢献が評価され、優秀賞受賞に至った。

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