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大和ハウス工業が開発に着手 沖縄県初の水族館併設大型複合商業施設

2019.02.18 18:14

 大和ハウス工業(大阪市北区)は、沖縄県豊見城市豊崎において、沖縄県初となる水族館を併設した大型複合商業施設「(仮称)沖縄豊崎タウンプロジェクト」を本格着手した。
 同社は、沖縄南部に位置するビーチリゾート豊見城市「豊崎タウン」において、2002年12月に沖縄県初のアウトレットモール「沖縄アウトレットモールあしびなー」を開業し、分譲マンションでは、「プレミスト豊崎」をはじめ3物件303戸を供給するなど、同エリアでの開発に注力している。
 今回着手した「(仮称)沖縄豊崎タウンプロジェクト」は、開発が進む「豊崎タウン」において新たなにぎわいを創出する、豊見城市最大の複合商業施設。
 同施設は、地上4階建てで、敷地面積7万1499㎡、建築面積3万5809㎡、総延床面積13万5000㎡(商業棟総延床面積:6万7157㎡、駐車場棟総延床面積:6万7843㎡)を誇る大型複合商業施設。「那覇空港」から約6km(車で約20分)、那覇空港の最寄りのインターチェンジである那覇空港自動車道「豊見城・名嘉地(なかち)インターチェンジ」から約3kmと、沖縄県内外からスムーズにアクセスできる立地に位置している。
 テナントは、沖縄県初となるショッピングセンターに併設した水族館として、最新の映像表現と空間演出を駆使した「DMMかりゆし水族館」をはじめ、ミニチュアテーマパーク(予定)が入居する。また、屋上には「美らSUNビーチ」を眺めながらバーベキューができるエリアを設ける。さらに、マルシェとレストランを組み合わせたフードホールや大型スーパーマーケットを中心とした食物販、大型家電量販店、ファッション、インテリア、アミューズメントパーク等、約170店舗が出店する予定。
 同施設のオープンは2020年4月を予定している。
 「豊崎タウン」は、「住み、働き、そして遊び集う街」をコンセプトに街づくりが進められているエリア。また、「豊崎タウン」の中心部を通る「国道331号線(豊見城道路)」が拡幅されたほか、現在「豊見城・名嘉地インターチェンジ」までの那覇空港自動車道についても、那覇空港まで延伸する「那覇空港インターチェンジ」の計画も進み、今後さらに利便性の高い立地になる。
 あわせて、沖縄のさらなる発展を見据え、2020年春に運用開始予定の「那覇空港第2滑走路」が整備されるなど、今後さらに入域観光客数の増加が見込まれる。
 さらに、当施設の周辺には、沖縄県最大級の人工ビーチ「美らSUNビーチ」があり、隣接地に大型リゾートホテルや観光型レストラン等の建設が予定されるなど、さらなる発展が期待されている。

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