週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

広島市東区「二葉の里5街区」開発 名称は「グラノード広島」に決定

2019.02.18 18:16

複合施設ブランドとして全国展開も視野
 大和ハウス工業(大阪市北区)が広島市東区の「二葉の里5街区」で進めている開発プロジェクトの名称が「GRANODE(グラノード)広島」に決定し、4月1日開業する。
 開発地はJR「広島」駅まで徒歩4分、広島空港リムジンバス乗り場まで徒歩3分という好立地で、2020年度末開通予定の広島高速5号線を通じて、山陽自動車道路「広島東IC」にもアクセスしやすい。都市再生機構(横浜市中区)が2010年12月から土地区画整理事業を行い、全13・8haを5区画に分けて分譲し開発を進めてきた。
 2014年5月には広島テレビ放送(広島市東区)とエネルギア・コミュニケーションズ(エネコム、広島市中区)、大和ハウス工業の3社が中国財務局の一般競争入札で用地を取得。3社で土地を分割し、2016年12月にはエネコムがデータ通信棟を稼働。2018年3月には広島テレビが新社屋(メディア棟)を竣工させた。2019年3月の「グラノード広島」の竣工はこれに次ぐものとなる。
 名称は建物のイメージを連想させるグランド(Grand)とアクティビティの中心となることを意図したノード(Node)を組み合わせた造語で、大和ハウスグループの複合ビルのブランドとして全国展開する構想。「地域のアクティビティの発展性」をイメージしたシンボルマークも制定された。
 建設中の建物は地上20階地下2階、延床面積約5万㎡で、オフィス、商業施設、ホテルが入居する。関東方面や関西方面へ向かう中長距離バスの発着場やカーシェアの待機スペース、レンタカーの受付窓口等も設け、ビジネスユースだけでなく観光目的のファミリー層などにも利用される施設を目指す。
 建物には制震構造を採用。制振ブレースを設置して耐力を低下させることなく建物の揺れを最小限に抑える。また非常用発電機を用意し、停電時には72時間の防災用電力を供給する。さらに全館LED照明を採用。人感センサーや調光設備などを導入することで、建築物環境総合性能評価システム「CASBEE広島」において「Aランク」評価を取得している。
 1~2階の商業施設はビル内で働くオフィスワーカーのサポート施設として位置付け、認可保育園や英会話教室、コンビニエンスストアなど16テナントを誘致。
 3~11階は、1フロア2200㎡、総面積1万9330㎡の中国・四国地方最大のオフィスフロア。1フロアで最大12区画に分割できる利用勝手の良いオフィスとした。空調は1フロア8ブロックで冷暖房を切り替えることができ、48エリアで温度調整可能なインテリジェント空調を採用。オフィスフロアの快適性を向上させつつ、フロアレイアウトもしやすくした。
 13~20階には大和ハウスグループの「ダイワロイネットホテル広島駅前」が入居し4月13日にオープン。客室面積20㎡以上の全197室で、全室浴室・トイレ別。20階にはインバウンド利用客の需要が高いフィットネスルームを併設するほか、コインランドリー、自動販売機なども完備。客室内には電子レンジを備え、長期滞在にも対応する。
 また建物の竣工に伴い、2019年4月には広島テレビ新社屋との間の有効空地に憩いの広場「(仮称)二葉の里通り」をオープンする。長さ約100m、幅約20mの空間で広島テレビのイベントや番組の中継、収録などを行い、賑わいを創出する。広場の名称は現在募集中で、4月13日に発表される予定。


全て見る


PAGE TOPへ