週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

丹青社 空間演出技術の研究開発・実証拠点を新設 先端コンテンツ技術をもつパートナーと共創

2018.05.28 17:50

 丹青社(東京都港区)は、先端コンテンツを応用した空間演出技術の研究開発および実験、実証のための拠点「港南ラボ マークスリー[Mk-3]」を東京都港区に新設した。
本拠点は「空間×技術(空間と技術の相乗)」をテーマに、空間とテクノロジーの連携による新たな価値創出を目的とした会員制の共創の場。空間演出に特化した丹青社内「クロスメディアインキュベートセンター(以下、CMIセンター)」をはじめ、ICT、VRやAR、インタラクティブ技術、映像・音響技術などの分野において先端的な技術・コンテンツをもつ企業やクリエイターとともに空間演出技術を応用した研究・実証・協働を進める。空間演出や空間コミュニケーションに関する研究開発、テクノロジーを最適化する実験・実証を重ね、場を利用するエンドユーザーおよび事業者に、より新しく、質の高い体験を得られる空間を提供していく。
 独自の高速ブラウジングシステム等を備え、新たなデザインや技術の実験と実証を重ねて、アイデアをリアルな空間で具現化する。
 新設の背景として、丹青社はこれまで、空間演出専門チーム「CMIセンター」の創設(2017年2月)や、最新の映像演出に特化した技術をもつアシュラスコープインスタレーションとの業務提携の締結(2017年8月)など、演出技術を用いた空間の付加価値向上を強化してきた。本拠点ではさらに、先端コンテンツを応用した演出技術におけるコミュニティの構築、パートナーとの連携、空間演出に関わるアイデア・テクノロジーの研究開発、実験、実証のほか、セミナーやイベントを通して先端コンテンツ応用演出技術の幅広い活用方法を模索し、空間の新たな可能性を追求する。
デザインコンセプトは「Match, Mismatch, Unmatch」。人と人、技術と技術、人と技術の出会いから空間に新たな価値創出を促進するため、さまざまな素材、テイストの異なる家具を組み合わせるなど、創造性を高める空間を構成。先端コンテンツを応用した空間演出技術の研究開発、実験および実証のための設備・機材を備えた5つのエリアをゆるやかにつなげながら、使う人、使い方によって変化するフレキシブルな場に設えた。丹青社本社オフィスで推進しているコミュニケーション&コラボレーションを実現している。
 施設名の「港南ラボ マークスリー[Mk-3]」は [Mk-3]:[Mk-2.](マークツー)=「改良版」の意から、さらに次世代に向けた新たな価値を生み出す場という意味。東京都港区港南エリアに規模約300㎡で、通常時約50名、イベント利用時約80名を想定している。
 利用者は会員登録者だが会員同席の上、ゲスト一時利用可。利用時間は平日午前9時から午後5時45分まで。

PAGE TOPへ