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TOTOが新型トイレ発売 節水・施工性・混雑緩和にも貢献

2018.04.02 16:15

 TOTO(北九州市小倉北区)は4月2日から、床置大便器の壁排水タイプに初めて「フラッシュタンク式」を採用した、「パブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式(壁排水タイプ)」を発売する。
 「フラッシュタンク式」は、フラッシュバルブ式の「連続洗浄」、タンク式の「省施工」の長所を兼ね備えたパブリックトイレの新定番として開発された、同社独自の洗浄システム。タンク式と同等の細くて曲げられる給水管で給水し、フラッシュバルブ式と同等の連続洗浄(約20秒で次の洗浄が可能)を電源レスで実現した。流体の巻き込み現象(ジェットポンプ)を活用することで、給水をシステム内で約4倍(毎分19Lを毎分75L)に増幅し、大便器に供給する。
 施工性も向上し、施工時間はフラッシュバルブ式の約半分。節水効果も高く、1000人規模の事業所では約918万円もの節約効果が期待できる。さらに、給水配管やポンプのサイズダウンに繋がり、建物の省資材化に寄与する。そして、洗浄時間は20秒と休憩時間などの混雑しやすい時間における混雑緩和も期待できる。

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