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大王製紙と住友建設 新コンクリ開発に着手

2018.03.26 17:34

 大王製紙(東京都千代田区)と住友建設(東京都千代田区)は共同で、セルロースナノファイバー(CNF)を用いたコンクリートの実用化に向けた研究開発に着手した。ひび割れの低減などが期待できるという。
 両社は2015年から行ってきた、コンクリートにCNFを配合した際の効果を確認する基礎実験のなかで、CNFの配合によるコンクリートのひび割れ低減効果を確認。CNF配合によるその他の効果についても取り組むこととなった。
 CNFの配合によって、前述のひび割れ低減のほか粘性のコントロール、高強度化、耐腐食性向上などが期待できる。共同で本格的な開発をすすめ、高性能・高機能なセメント系材料の実用化を目指す。またCNFは再生可能なバイオマス素材で、地球環境への貢献にもつながるという。

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