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ブラザー工業 燃料電池市場に参入 IoT活用しモニタリングサービスも

2018.02.26 14:29

 ブラザー工業(名古屋市瑞穂区)は、28日から燃料電池市場に正式参入し、出力4・4kWの燃料電池「BFC4―5000―DC380V」を受注開始する。
 同製品は徹底的に安全性を追求した製品設計により、燃料電池の外へ水素を漏らさない。万が一、燃料電池内で水素が漏れても、水素センサーや圧力センサーで検知して水素を遮断、換気して水素をためないという三重の安全構造になっている。
 また、同社の燃料電池は、水素と水が混在した状態から水素のみ取出し、再利用することで、より効率の良い発電が可能だ。この気液分離と水素循環システムにより、ハイパワーで安定した発電を実現でき、電力消費量の急上昇にも素早いレスポンスができる。
 さらに、IoTを使ったモニタリングサービスにより、遠隔地から燃料状況や発電状況を把握することができるため、IoTが導入されていない既存の発電機と比べ、維持・管理の負担を軽減できるとしている。

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