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大東建託 VRで建物イメージを現地確認

2017.12.11 17:27

 大東建託(東京都港区)は、全国17の建築事業部にゴーグル型のヘッドマウントディスプレイを配備し、実物大の3D建物を用いたプレゼンテーションを開始した。建物プランについて、土地オーナーとのイメージの共有化を図るという。
 配備されるヘッドマウントディスプレイはマイクロソフト社の「ホロレンズ」。大東建託では今年9月より首都圏エリアで試験的に運用しており、営業現場や顧客からの反響が大きかったことから、当初の2018年1月運用開始を1カ月前倒しして今回の本格運用にいたった。
 建設予定地をホロレンズを通して眺めると、仮想の実物大建物が現実の画像と合成されて目の前にあらわれる。建物のイメージが実際の立地で立体的に見えるため、完成後の景色や日当たり、周辺建物との親和性などをより現実感をもって確認できる。現地に行けない場合は30分の1に縮小した建物を見ることができ、外観などを確認可能。
 今月中旬より、ホロレンズで見ているものと同じ画像をタブレット端末などで同時に確認できるシステムも導入する予定。

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