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リアルゲイト 渋谷のヴィンテージマンションをリノベ

2017.12.11 17:28

オフィス・サービスアパートメント複合施設オープン
 既存ビル・マンションの多くは、「いかにして競争力を高めるか」が至上命題となっている。そんな中、流行発信地・渋谷で住む者・働く者の感性を刺激する新施設が誕生した。

 東京都心部でシェアオフィス31棟を企画・運営するリアルゲイト(東京都港区)はこのほど、渋谷区桜丘町にシェアオフィスシリーズ「PORTAL POINT」シリーズの最新物件としてアパートメント機能を備えた「PORTAL Apartment & Art POINT」をオープンした。
 「PORTAL POINT」シリーズは、2013年に青山でのオープンを皮切りに、2016年には有楽町、今年2月には麹町でオープン。今回の「PORTAL POINT & Art POINT」はシリーズ4物件目となる。同物件は1981年竣工、地上11階建ての既存マンションをリノベーションしたもの。1階はワークラウンジやホテルライクの雰囲気を感じさせるロビーなどのパブリックスペース、2階から4階は34~40㎡で1名から5名程度の企業に適したオフィス、5階から7階はアパートメント、8・9階は家具付きのサービスアパートメント、10・11階は眺望に優れた広めのプレミアムオフィスとなっている。また、ルーフトップは居住者同士が交流できる場所として開放。芝や植栽で囲まれた空間にはサンベッドが配置されており、晴れた日などは渋谷周辺の街並みを一望することができる。このほか、JR線の線路沿いにあたる建物東面の地下1階にあたる場所ではバックヤードカフェを設置。このカフェは建物利用者だけではなく近隣住民らも利用可能で、居住者と地域をつなげるコミュニケーションスペースとしても機能する。
 さらに同物件では、人気ファッションブランド「BEAMS」とのコラボレーション企画として、「BEAMS」が招いた海外アーティストが約1カ月の間、住み込みで室内の壁面などにアート作品を制作した居室「アーティスト・イン・レジデンス」を2部屋用意している。アートを身近に感じながら日常を送ることができる空間として注目を集めている。

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