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ダイビル 「秋葉原」駅前で商業ビル開発 東京地区でアセット拡大

2017.11.13 12:58

 ダイビル(大阪市北区)は6日、「秋葉原」駅前において「(仮称)秋葉原プロジェクト」に着手した。建物規模は地上11階地下2階、延床面積約5000㎡、敷地面積577㎡。竣工は2019年春を予定している。同社は現中期経営計画「Design100プロジェクトphase―Ⅰ」における重点投資分野として「東京都心3区を中心とした優良なアセットへの投資」を掲げており、今回のプロジェクトはその一環。
 2015年に入札し、東京都より取得した秋葉原駅付近土地区画整理事業内「保留地」およびその隣地が建設地となる。同社は2005年に「秋葉原ダイビル」を竣工。2010年には隣接する商業ビル「秋葉原ダイビル・駅前プラザ」を取得しており「長期的にも当社保有資産のバリューアップに繋がること」に同社は期待している。建設地は繁華性および知名度が高く、各方面からのアクセスが良好な秋葉原医おいて駅至近に位置し、商業用途として極めて高いポテンシャルを有する。同社は中核事業のオフィスビルに加え、商業分野においても優良物件を取得し、事業拡大に取り組むという。
 建設する商業ビルは江戸時代の工芸品である「ガラス重箱」をモチーフにした外装デザインが特長。江戸時代から交通・貨物・市場・情報の拠点として活気ある場所であり続けてきた秋葉原の歴史を尊重し、テナントをガラス箱に見立てこれを積み上げたような外観とすることで、華やかさと活気を演出している。

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