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日本リージャス 豊田・熊本にレンタルオフィス開設

2017.11.06 17:23

主要都市以外でも出店に意欲
 日本リージャス(東京都新宿区)は、国内有数の産業都市である愛知県豊田市にレンタルオフィス「オープンオフィス豊田」を2018年春に開設する。この「オープンオフィス豊田」は同社にとって愛知県内で11拠点目、三河地区では7月の刈谷市に次いで2拠点目、豊田市内では初の拠点となる。
 愛知県豊田市は自動車産業をはじめとした製造業が集積する、国内有数の産業都市である。大手自動車メーカーの本社やグループ会社、工場が集まっているため、市外に本社を持つ関連会社やパートナー企業から、より顧客の近くに支店や営業所などの「サテライトオフィス」を設けたいといった需要が見込まれている。「オープンオフィス豊田」は名古屋鉄道三河線「豊田市」駅から徒歩5分、愛知環状線「新豊田」駅から徒歩2分の立地に来年竣工予定の「(仮称)新豊田駅前ビル計画」の2階にオープンする。周辺には市役所などの公共機関のほか、オフィスが多く集まる豊田市の中心地に位置しているため、レンタルオフィスとしての利用だけではなく短期間のプロジェクトルームや採用面接用のオフィスなどとしても活用が可能である。
 「オープンオフィス豊田」の開業について同社代表取締役社長の西岡真吾氏は「7月に刈谷市に開設した『オープンオフィス刈谷』はオープン前から多くのお問い合わせを頂き、サテライトオフィスの需要は非常に高いと実感しました。当社としては今後主要都市以外にも積極的に拠点を開設していきたいと考えており、中でも愛知県は県内に製造拠点が点在するため、各都市でサテライトオフィスの需要が期待できると考えています」と述べている。
 また、同社は今年12月に熊本市中央区の下通エリアにサービスオフィス「リージャス熊本下通ビジネスセンター」を開設する。同施設は昨年3月に開業した「オープンオフィス熊本銀座通り」に続き、熊本県内における同社2拠点目となる。
 熊本・下通エリアは熊本市役所など官公庁施設のほか、大手金融機関や大手企業の熊本オフィスなどが集積するビジネスエリアとしての一面に加え、県内随一の商業エリアとして多くの商業施設や大型観光ホテルが建ち並ぶ、ビジネス・商業の中心地である。「リージャス熊本下通ビジネスセンター」は今年4月に開業した商業施設「COCOSA」が入居する「下通NSビル」のオフィスフロア6階に位置している。周辺に大手企業の支社や営業所が多く、地元企業だけでなく新たに熊本への進出を検討している企業の拠点にも適している。施設はJR「熊本」駅から車で約15分、市電「熊本城・市役所前」電停から徒歩2分。総面積は372㎡、オフィス部屋数は42室となっている。

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