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<オフィス市場動向>三幸エステート 4月も市況の改善が続く予定

2017.04.17 17:03

 三幸エステート(東京都中央区)は13日、オフィスマーケットレポート4月号を発表した。
 東京都心5区の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上の賃貸オフィスビル)空室率は、2017年3月時点で2・67%であり、2カ月連続での低下となった。これは先月に続き、主要ビルの竣工がなかったことによる影響が大きいとされる。新築ビルでは竣工時点でまとまった空室を抱えている事例が続く中、新築ビルの竣工が低水準にとどまる月は空室率が低下しやすい。4月も主要ビルの竣工予定はなく、空室率はもう一段低下する可能性があるとしている。
 募集賃料は3カ月連続で上昇を記録。坪2万6000万円台での横ばい傾向が17カ月に及び、賃料には天井感が広がっていたが、2009年12月以来となる坪2万7000円台を回復している。来年以降の新規供給増加を背景に、比較的賃料水準の高い建築中ビルが賃料集計に占める割合は高まっており、賃料水準を押し上げている。

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